演舞場発 東寄席 第四回

演舞場発 東寄席 第四回 2014年12月27日

2014年12月27日、 演舞場発 東寄席 第四回として「落語と日本酒を楽しむ会」が開催されました。

2014年最後の「演舞場発イベント」となる今回。会場はほぼ満員となりました。
常連のお客様に加え和服姿の方もいらっしゃり、新橋演舞場地下特設会場「東」は
年の瀬にふさわしい華やかでにぎやかな様子となりました。

用意された先付けの松前漬けと、
搾りたての新鮮な香りと
さらりとした飲み口が味わえる
「北海道・千歳鶴 生酒」の冷酒を頂きつつ
落語の開演を待ちます。

日本酒を頂き、ほんのりと温まってきたところで、 開口一番、三遊亭わん丈さんによる「蝦蟇の油」がはじまります。冒頭のガマの油売りの口上では会場から拍手が起こりました。わん丈さんの軽快な語り口で、会場も徐々に盛り上がってきます。

いよいよお待ちかね、ふっくらとした愛嬌のあるルックスと心地よい正統派の古典口調、
毒気を含んだ鋭いギャグと卓越した演技力で大人気の旬の若手噺家、桃月庵白酒師匠の登場です。

古典落語「松曳き」「富久」の
お酒にまつわる二題。二席目の「富久」は
年の瀬の富くじ(宝くじ)と火事、
という東京名物を取り上げた
この季節にぴったりのお噺で
会場を大いに盛り上げました。

落語の後は「日本酒を楽しむ会」がはじまります。 新橋料亭街伝統の味を受け継ぐ新橋演舞場のお料理と、前回に引き続き、大正八年創業の望月商店さんからご推薦頂いた「燗酒にしたら絶対に美味しい純米酒」を頂きます。

▲前菜には鯛や海月、イベリコ豚、菜花など
 日本酒によく合う旬の食材が並びました。

▲焼き物は鮭のマヨネーズと
 西京味噌合わせきのこ焼き、さわやか大根添え

▲名残松茸ご飯と留椀の雫仕立て

▲お酒と御食事をじっくりお楽しみ頂きます。

お料理を引き立てる日本酒もテーブルに並びます。

「北海道・千歳鶴 生酒」に、
「福井・黒龍 九頭龍」
「長野・豊香 燗 絹ごし純米」
「福島・大七 生もと純米」
の3種類を加えた計4種を、
冷酒と燗で旨みの変化を体感しつつ楽しみます。

お酒とお料理を頂きながら、お楽しみ抽選会が開催されます。
桃月庵白酒師匠サイン色紙や枡などが景品として用意され、会場は一喜一憂、大いに盛り上がりました。

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